本当に良い選定方法とは
機器選定:パネル編
ポイント! POINT
収益の源泉となる発電量を決めるのはパネルです。低価格を求め、海外製品を導入されるケースもありますが、品質や保証に関する課題を抱えていらっしゃる方の声も多く聞きます。以下のポイントが選定には重要です。
財務体質の健全性
黒字経営であったり、堅実に利益を伸ばしている企業など20年後も存続可能なメーカーを選定できるか
生産工程の自動化
オートメーション化での製造で人的な品質のばらつきが出ないようにライン構築が出来ているか
全数検査体制
固体差が起こりやすいパネルの全数を検査し、製品精度を担保できるしくみが整備されているか
FiT下落を見越した価格
FiTが年々下降する中で、投資対効果を出せる価格に抑えられるか
機器選定:パワコン編
ポイント! POINT
環境変化も激しい屋外設置のパワコン。発電と系統をつなぐ重要な設備であるため、安定稼働とトラブル時の迅速な対応が重視されます。選定の際には以下のポイントが重要です。
耐環境性
温度、湿度など厳しい設置環境においても、正常作動するか、長期間の耐久性にすぐれているか
保証体制
電気系統のトラブルなど、緊急発生する症状にも対応できるコールセンターが整備されているか
価格設定
現状のFIT価格にも対応した価格設定ができているか
分散・セントラル対応
分散型かセントラル型か、設備の特性にあったパワコンになっているか
機器選定:架台編
ポイント! POINT
架台は個々の施設により設計が必要なため、設計の際には意外と手間が多い製品です。価格はもちろんですが、施工性や設計負荷の軽減などが、選定には重要です。
施工性
半組み立て、構成材料の削減などにより施工負荷を軽減する取り組みをなされているか
設計負荷の軽減
設計図面の提示、強度計算書の提示など設計時の支援体制が充実しているか
原価構成
自社工場生産によるコストダウンンなど少しでも安く作る取り組みを実施しているか
対応力
トラブルにおいても迅速に対応できる国内のサポート体制が整っているか
機器選定:接続箱編
ポイント! POINT
どこのメーカーも同じと選定を軽視することが多い接続箱。導入するまでは何もなかったが、実際に設備が稼働を始めてトラブルが起こるケースが多々あります。そういったことを未然に防ぐために以下のポイントが選定には重要です。
消費電力
発電した電気をいかに消費電力を抑えて系統側に送電できるか
過電流 or 逆電流
重要な過電流保護対策をいかに考えられているか
原価構成
部品構成のシンプル化、大量生産により、品質を担保しながら原価を低減できる仕組みがあるか
施工・耐久性
軽量で小型な施工しやすい製品になっているか。厳しい環境下でも劣化しない耐久性を持っているか