業界豆知識

ものづくり補助金の第四次産業革命型に挑戦しよう!

ものづくり補助金の第4次産業革命型とは

ものづくりに活用できる最もポピュラーな補助金である「ものづくり補助金」の今年度(平成28年度補正)分の申請期間は1月17日で終了しました。概要は表の様に「第四次産業革命型」、「一般型」、「小規模型」の3つの事業類型があり、第四次産業革命型は、この3つの事業類型の中で最も高額な3000万円という補助上限額となっています。第四次産業革命型ですから当然ですが「IoT・AI・ロボットを用いた設備投資」を行うことが要件になっており、この要件の高さから申請者が例年より少なかったようです。   monohojo   実は昨年までは、補助上限額3000万円のこの事業類型は「第四次産業革命型」ではなく「高度生産性向上型」という名称で、要件も「IoTを用いた設備投資」「最新モデルを用いた設備投資」のいずれかとなっており、実際には後者の「最新モデルを用いた設備投資」要件での申請が殆どでした。装置メーカーに最新鋭モデルであることの証明書を発行してもらえばよいので申請者の負担は少ないことと、前者の「IoTを用いた設備投資」は、IoTの定義がはっきりせずIoTと認めてもらえるかどうか不安なため、勢い後者の要件での申請者が殆どだったと思われます。 しかし、今年度は「最新モデルを用いた設備投資」という要件が無くなった上、「IoTを用いた設備投資」より更に高度な「IoT・AI・ロボットを用いた設備投資」となったため、昨年よりこの事業類型(補助上限額3000万円)での申請者が減少したと思われます。  

来年度の「ものづくり補助金(第四次産業革命型)」の申請・取得に向けて

「IoT・AI・ロボットを用いた設備投資」という高度な要件を満たすためには、今から準備することが必要です。

3~5年先のスマート工場の将来像を設定するseicho

  1.  売上高の目標を設定する
  2.  その時の目標利益を設定する
  3.  生産量の見込みをたてる
  4.  従業員数を予測する
  5.  どの様な生産体制をとるのか(交替勤務、夜間無人運転、等)
  6.  新規購入する設備を考える
  7.  工程間搬送、部品供給方法を検討する
  8.  概略のレイアウトを考える
   

現在の生産管理、工程管理、品質管理、設備管理、製造の問題点・ムダを洗い出す

  1.  工程・設備の生産能力komatta
  2.  工程・設備への材料供給能力
  3.  標準時間に対する実績時間の割合(生産性)
  4.  加工・運搬・停滞・検査に分類した時の加工時間の比率
  5.  加工作業での手待ち時間の割合
  6.  工程間の仕掛在庫量・搬送頻度・搬送距離
  7.  品質不良の内容と発生率
  8.  設備故障・チョコ停の時間・頻度等について問題点・ムダを洗い出す。
   

 項目1.の将来像実現、項目2.の問題点・ムダの削減ために、スマート工場(IoT対応工場)として必要な情報を洗い出す

項目3.の情報を得るための手段と費用を検討する

例えば、 ・ RFID現品票 と RFID現品票リーダーの設置・ 設備異常を検知する振動センサーの設置、等 上記項目1~4を実施するのは、スマート工場化に向けた「経営計画」を立案することに他なりません。また、どうせ経営計画を立てるなら、金融・税制面の優遇措置や「ものづくり補助金」での加点対象となる公的な経営計画である「経営革新計画」や「経営力向上計画」に挑戦するのも一考の余地があると思います。 今から、スマート工場化に向けた経営計画を立案し、ものづくり補助金の第四次産業革命型の申請準備をすることを期待いたします。 株式会社浜テクアート 代表 島崎浩一

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