中小製造業の課題解決に向けたはじめの一歩を共に
製造業のDXから生産ラインの開発・実装までを包括的に支援するコンソーシアム「Team Cross FA(チームクロスエフエー)」は「ものづくり補助金(BM型)」を活用した中小製造業向け支援に取り組んでいます。課題解決における最初の一歩を、「自動化構想設計」と「シミュレーション分析」を核にしたプログラムで支援。DX実現や自動化、ロボット化による「投資対効果」を明確にすることで、食品製造業はもちろん幅広い業種の中小製造業の持続的は経営革新に寄与してまいります。
複数の中小企業を束ねて支援する「面」の支援
独立行政法人中小企業基盤整備機構が中小企業生産性革命推進事業として実施している「ものづくり・商業・サービス補助金(ビジネスモデル構築型)」(以下、ものづくり補助金(BM型))は、民間サービスとして継続的に中小企業のビジネスモデル構築・事業計画策定を支援する「拡張可能な先駆的プログラムの立ち上げ」を後押しすることで、中小企業が持続的に経営革新に取り組んでいける「イノベーション・エコシステム」の構築を目指す取り組みです。
本補助金は、中小企業の新たなイノベーション創出を後押しするためには、新たな設備投資に関する補助だけでなく、革新的なビジネスモデルやアイデア、およびその計画策定をサポートする事業創造プロセスの支援が必要であるという考えの元、創設されたものです。
ものづくり補助金の他の類型との関係性
具体的には、中小企業が①革新性、②拡張性、③持続性、を有するビジネスモデルを構築できるよう、30者以上の中小企業を支援するプログラムの開発・提供を補助。中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援します。
DX実現コストをクリアに、将来の投資判断をサポート
前述のものづくり補助金(BM型)を活用し、製造業における3000件を超える自動化・業務効率化支援の経験を活かし、コンソーシアムを構成する複数のロボットSIer企業が協働し、中小製造業を対象とした「シミュレーション技術を活用した生産性向上支援プログラム」を構築。中小製造業に共通する課題を抽出し、解決策の提案および効果検証、コスト算出などを行い、DX化による費用対効果を明確にすることで将来の投資判断に役立てていただきます。
本プログラムの特徴
1.中小製造業でも導入可能な「シミュレーション支援プログラム」
- 中小製造業がリスクなく導入でき、実施が早い
- 支援企業側にエンジニア不要で導入ハードルが低い
- 幅広い知見が必要な技術領域を一気通貫でサポート
2.地域、業種に制約なく幅広い中小企業で導入が可能
- 導入地域・業種の制約はなく、あらゆる中小製造業の事業者に対応可能
- 自動化(構想設計)や生産管理だけでなく、補助事業終了後には、エネルギー管理や物流管理など、多項目に拡張可能
- 事業計画の策定と組み合わせることで、中小製造業の自立を促進
3.中小企業のものづくり現場の企業変革力を向上させ、直近の国家政策にも寄与
- 令和2年7月17日閣議決定「成長戦略フォローアップ」
- 経済産業省、厚生労働省、文部科学省「2020年版 ものづくり白書 概要」
4.投資効果の最大化
- 業界の共通課題に対して、多くの企業が使えるシステムを構築、共有化
- 規模の経済でシステムの価格を低減させ、投資額を下げて投資効果を最大化
本プログラムの実施体制
生産性向上支援プログラム
30社以上の中小企業様が、革新的ビジネスモデルを含む事業計画およびDX化施策を策定。補助事業終了後には自律的にビジネスを継続。
※別途、Team Cross FAで継続的に支援していくことも可能です。
本事業の特徴として、製造業の中でも同一業界の複数企業に対して、共通課題の抽出・効率化/自動化システムの提案を行うことにより、中小企業1社の負担を抑え、同一業界内の共通課題を一気に解決することを目標としています。
通常のコンサルティング・設備導入
- 個社が開発企業に依頼すると非常に高い価格になる。
今回のモデル
- 本事業において、複数の中小製造業の共通の工程における課題を抽出。その課題に最を解決するモデルの開発・提案を行う。
- 将来的に中小企業でも手が届く設備導入を目指すための、ファーストステップとする。
- 開発費については補助事業などを活用することで、中小企業の負担をさらに軽減