「有害物質の検査には何が必要なのか、わからない」「加工品を壊さずに異物を発見したい」
ものづくりに関わっていると、異物混入やRoHS指令などの有害物質対策が必要になるのではないでしょうか。
X線検査装置であれば対象物を破壊することなく、目では見えない領域の異物や破損を捉えることができ、元素の特定・有害物質の含有を正確に計測できます。
いまやX線検査装置は医療・食品・電子部品の製造や加工だけでなく、建築や航空業界とあらゆる場面で利用され、品質の維持には欠かせません。
この記事を読めば、そもそもX線とは何か?どんなシーンでX線検査装置を買えばいいのか理解できます。
購入の際におすすめできる国内メーカー8選もまとめたので、X線検査装置を導入するご参考にしてください。
また、X線検査装置をラインに追加して、
・省力化、省人化してコストダウンしたい
・生産性アップして売上を上げたい
・人的ミスを減らして品質価値を高めたい
・どのメーカーの検査装置を使えば効率的かわからない
場合は、関東最大級のロボットSIer、FAプロダクツまでお問い合わせください。
X線検査装置の導入が得意な技術者が、最適なご提案をさせていただきます。
1.X線とは?5つある放射線の1つ

病院でのレントゲン撮影や空港での手荷物チェックなどで、普段の生活の中でも耳にする“X線”。正体は放射線の1つです。
放射線とは、高いエネルギーを持ち高速で飛ぶ「粒子」と「粒子線」、短い波長の「電磁線」の総称です。
X線を含む放射線には、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、エックス線、中性子線の5種類があります。それぞれの特性を紹介していきましょう。
(1)アルファ線(粒子)
原子核から放出される粒子(別名アルファ粒子)。
構成は陽子2個、中性子2個からなるヘリウムの原子核。アルファ線は紙1枚で遮ることが可能です。
(2)ベータ線(電子)
原子核から放出される電子(別名ベータ粒子)。
ベータ線を遮るには金属板を用います。
(3)ガンマ線(電磁波)
ガンマ線は、原子核が不安定な状態にあり、より安定な状態へ移る際に発生する電磁波です。
(4)X線(電磁波)
X線もガンマ線と同じく電磁波ですが発生源がことなり、原子から発生するもの。どちらの電磁波も鉛を使って遮ります。
(5)中性子線
原子核を構成する粒子の一つに中性子があります。中性子線とは、この中性子の流れをいいます。
中性子線は水を多く含む物質、水やコンクリートなどでさえぎることが可能です。
X線は放射線の1つと聞くと危険で得体の知れないイメージがあるかもしれません。しかし、X線は鉛や鉄の板で止められるので心配はいりません。
X線検査装置はX線の特性を熟知したメーカーが、完璧な安全対策を施したうえで扱いやすく高品質な製品へと仕上げているのです。
参考まで、切ったり割ったりせずにワークの内部の状況を知る検査方法を、非破壊検査といいます。
非破壊検査の種類は、X線検査、磁粉探傷検査そして超音波検査です。
2.X線検査装置の選び方
X線検査装置を購入するにあたり、おすすめの選び方をご紹介します。
複雑なイメージのあるX線検査装置ですが、「予算」や「目的となる用途」といった条件に合わせて検討する点は通常の設備と同じです。
(1)予算で選ぶ

| ケース | 金額 |
| 購入の場合 | 200万円〜数千万円程度 |
| レンタルの場合 | 50〜200万円程度 |
ハンドヘルドのように小ぶりな製品であれば比較的安く利用できますが、複数の検査測定を行えるようなものは価格が跳ね上がります。
レンタルであれば、購入に比べて数分の1の価格で利用できる可能性があるので、まずは取り扱い企業へ確認をしてみましょう。
(2)X線装置は用途で選ぶ
用途別のX線検査方法の選び方をひと目で見えるよう図にしてみました。

医療でも動物研究(研究分野)で使用されることがあり、製造分野でも電子回路の内部に対して非破壊検査が行われることもあります。
ですので、上記の図が一概に正確であるとは言い切れませんが、選ぶ際には役立ちますので参考にしてみてください。
また、実績ある企業へ依頼するのも有用な選び方です。次の項目に具体的な企業情報をまとめましたのでご覧ください。
3.X線検査装置の国内シェア上位おすすめメーカー3選
X線検査装置の国内シェア上位のメーカー3選をご紹介します。
いずれも各分野のスペシャリストですので、あなたの抱く疑問や問題は、積み重ねた技術と経験により必ず解決されることでしょう。
(1)株式会社島津製作所
url:https://www.shimadzu.co.jp/
拠点:京都市中京区西ノ京桑原町1
【特徴】
医療機器から工業用X線検査装置まで広く展開。微細なはんだ不良や内部クラック、異物混入の可視化に強く、電子部品・鋳造品・医薬・食品分野で使用される。3D CT対応モデルもあり。
(2)キャノンアネルバ株式会社
url:https://anelva.canon/
拠点:神奈川県川崎市麻生区栗木2-5-1
【特徴】
電子部品や半導体の高精細X線CT検査装置を展開。ナノレベルの欠陥解析が可能で、研究・開発用途や高密度基板の検査に強み。
(3)松定プレシジョン株式会社
url:https://www.matsusada.co.jp/
拠点:東京都港区港南1-8-40 A-PLACE品川 4階
【特徴】
小型・高分解能のX線検査装置や高電圧電源で知られる。BGA、はんだ接合部、微細構造の非破壊検査に適し、省スペースかつ高性能。研究機関や製造ラインで採用実績あり。
4.安全と品質の向上になくてはならないX線検査装置
X線検査装置と聞くと、「X線なんて目に見えない危ないものなのではないか」と心配する人がいるかもしれません。
しかし、この技術は企業のたゆまぬ努力と改良の積み重ねで安全確実に扱うことができ、私たちの生活を見えない領域から支えています。
安全と品質の向上になくてはならないX線検査装置、ぜひこの記事で紹介した内容を導入と活用のご参考にしてください。
X線検査装置や周辺機器、自動機を導入される際には、ぜひ弊社にご相談ください。
FAプロダクツは年間200台もの実績がある関東最大級のロボットシステムインテグレーターです。
一貫生産体制をとっており、設計から製造までをワンストップで対応。費用・時間にムダなく最適化を行うことができます。
また、導入前に「Plant Simulation」や「Process Simulate」のシミュレーションを行うことで、ムダの削減・設備の最適配置・生産性向上を実現できます。
・Plant Simulation:生産ラインや物流フロー全体の流れをシミュレーション
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【所在地】
つくばベース:茨城県土浦市卸町2-13-3
TEL:050-1743-0310
【実績】
NM社(電子部品の製造販売)、HS製作所(情報通信・社会産業・電子装置・建設機械・高機能材料・生活の各システム製造販売)、TT社(ショッピングセンターなどリテール事業)、SM社(自動制御機器の製造・販売)、OR社(自動車安全システムの製造販売)















