FAプロダクツ
背景と課題
📷 導入前:手作業で刃物を積み替えている様子
📸 要撮影

毎日数千本、繰り返すだけの作業に人を使い続けていた

金属加工用の刃物は、洗浄後に塗装するために治具を入れ替える必要がある。この積替え作業が毎日数千本規模で発生しており、単純・繰り返し・人手が必要という三重苦の工程だった。

人手不足が深刻化する中で、この工程に人を割き続けることへの限界を感じていた。

提案内容

「退勤時にセット、翌朝完了」を仕組みにする

夜間無人稼働を前提に設計した。作業者は退勤前に洗浄用治具をセットするだけ。あとはロボットが数時間かけて自動で積み替え、翌朝には塗装用治具への移し替えが完了している。

1

カメラで治具の個体差を補正

治具ごとの微妙な位置ずれをカメラで検出・補正。精度の安定した把持を実現。

2

ロボット2台が協調して積み替え

一方が取り出し、もう一方が投入。協調動作でサイクルタイムを最小化。

3

夜間数時間・無停止で稼働

異常検知センサを設置し、問題発生時は自動停止。翌朝の確認フローも設計。

技術選定の背景
不採用にした方式とその理由

固定治具による位置決めのみの方式を先に検討したが不採用

治具の位置を固定してカメラなしで把持する方式も検討した。しかし実際の治具には製造誤差・摩耗による個体差があり、固定位置での把持では把持ミスが頻発することが事前検証で判明。カメラによる個体差補正を組み込む方式に変更した。

導入後の変化
📷 夜間稼働中のロボット2台の様子
📸 要撮影

積替え工程の人手がゼロになった

毎日数千本の積替えをしていた工程が完全無人化。退勤から翌朝出勤までの時間に処理が完了するため、納期の短縮にも貢献している。作業者は別の工程に集中できるようになった。

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