500円玉サイズのモーターへの配線を、カメラ不使用・ロボット2台協調で自動化。熟練工レベルの作業精度を達成した。
目と指先に極度の負担がかかる細かい配線作業。形状が安定しない線材をカメラなしでロボット2台協調動作により処理し、人の作業時間と遜色ないレベルを実現。「人でも熟練度が必要な工程」の自動化に成功した事例。
提案内容
カメラなし、センサとロボット協調で「不安定な線材」に対応した
カメラで線材の位置を認識する方式は、細い線材の反射・絡まりへの対応が難しい。センサで物理的に検知し、2台のロボットが協調して作業する方式を採用した。
1
センサで線材の状態を検知
カメラを使わず、センサで線材の位置・状態を把握。毎回異なる形状に対応する。
2
ロボット2台の協調動作
三菱製ロボット2台が役割分担しながら協調動作。1台では難しい細かい作業を実現。
3
人の作業時間と同等のタクトを実現
自動化の目標は「速くすること」ではなく「人と同じ時間でこなすこと」。熟練工レベルの速度を達成した。
技術選定の背景
不採用にした方式とその理由
カメラによる線材認識を検討したが、不採用とした
細い線材はカメラで安定して認識することが難しい。光の反射・線材同士の絡まり・色の均一性の低さなどが問題となり、認識精度が許容できなかった。センサによる物理的な検知に切り替えることで、安定した動作を実現した。
導入後の変化
「自動化できない」とされていた工程が、24時間稼働できるようになった
作業者の目・指先への負担がなくなった。さらに人では難しかった夜間・休日の連続稼働が可能になり、生産能力が大幅に向上した。
