10kg超の重量物を数分おきに取り付ける工程を、
ロボット8台で完全自動化。12人の作業を代替した。
設備設計前にシミュレーションを実施し、12人の作業を8台のロボットで実現可能なことを検証してから製造に入った。「作ってみたら台数が足りなかった」という手戻りをゼロにする設計プロセスが、この案件の核心だった。
背景と課題
📷 導入前:作業者が重いロールを機械に取り付けている様子
📸 要撮影
数分おきに10kg超の製品を持ち上げる。身体への負担が限界だった
シュリンクフィルム製造ラインでは、ロール状の製品を数分おきに機械に取り付ける工程が発生する。1本あたり10kg超。これを1日中繰り返す作業は、作業者の身体への負担が深刻だった。
省人化と作業者保護の両立が求められていたが、数百種類の製品に対応する必要があり、汎用的な自動化が難しいとされていた現場だった。
提案内容
シミュレーションで先に「8台で12人分」を証明した
製造に入る前に、生産シミュレーションでロボット台数と処理能力の関係を徹底的に検証した。「何台あれば何人分の作業をカバーできるか」を数字で示してから設計に進んだ。
1
生産シミュレーションによる事前検証
ロボット台数・配置・タクトタイムをシミュレーションで最適化。8台で12名分の作業をカバーできることを証明。
2
全長60m超のラインを設計・製造
数百種類の製品に対応するため、ロボットがロール状フィルムを取り出して巻き取り器に投入する一連の動作を設計。
3
現場での据付・ティーチング・検証
FANUC製ロボット8台の据付・ティーチングを自社で実施。品種切り替え時の動作も含めて検証した。
技術選定の背景
不採用にした方式とその理由
台数を減らしてコストを下げる案を先に検討したが、不採用とした
当初は6台での構成も検討した。シミュレーション結果では、6台ではピーク時の処理が間に合わないことが判明。製造後に台数を追加するよりも、最初から8台で設計する方がトータルコストを抑えられると判断し、8台構成で進めた。シミュレーションがなければ、製造後に気づいていた可能性が高い。
導入後の変化
📷 導入後:ロボット8台が稼働している様子
📸 要撮影
12名が担っていた工程が、ロボット8台で完結するようになった
導入後は当該工程への人員配置が不要になった。作業者の身体的負担がなくなったことに加え、夜間・休日の無人稼働も可能になり、生産能力が向上した。
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