FA機器の処分は、ただ産業廃棄物として費用を払って捨てるのではなく、専門の買取サービスを活用して資産として現金化・コスト還元することが大きな特徴です。工場の生産ラインの停止、設備更新、余剰在庫の整理など、製造業全般で利用されています。
本記事ではFA機器の処分の基本概要や産業廃棄処理との違い、買い取りの仕組み、メリット・注意点、さらに約800万円の還元に成功した具体的な事例等を解説します。
FA機器の処分や買取のご相談を受けて、
・処分費用を抑えて、余剰在庫を現金化・コストダウンしたい
・廃盤部品や配電盤内のFA機器が大量にあり、どこから手をつけていいかわからない
・型式ごとのリスト化や仕分け作業の人手が足りない
・安心できるパートナーに現地査定・撤去から買取まで一括で任せたい
という場合は、お気軽に株式会社FAプロダクツまでお問い合わせください。
関東最大級のロボットSIerとして、最適化のご提案をさせていただきます。
目次
1.FA機器の処分方法とは?産業廃棄処理との違い

(1)FA機器の処分方法とは
工場の生産ライン停止や設備の解体、老朽化に伴う更新の際、不要となったPLCやサーボモータ、タッチパネルなどのFA機器(産業用制御機器)を処分する必要があります。従来の処分方法では、事業系産業廃棄物として費用を支払って廃棄処分(スクラップ処理)するのが一般的でした。しかし、近年ではFA機器の世界的な供給不足や半導体不足を背景に、中古FA機器をリユース市場で売却・現金化する「買取処分」を選択する企業が急増しています。
(2)FA機器の廃棄処理と買取(リユース)の違い
FA機器を処分する際の「産業廃棄処理」と「専門買取」の違いは以下の通りです。
| 比較項目 | FA機器の専門買取(リユース) | 産業廃棄物処理(廃棄処分) |
| 費用負担 | 査定額に応じた売却益を獲得(コスト還元) | 収集運搬費・処分費用が発生(コスト負担) |
| 査定・価値算出 | 型式や市場ニーズに基づく個別査定 | 重量換算や「一式」での一括処理 |
| 手間(リスト化) | 買取業者による現地査定・リスト化代行が可能 | 自社で分別・保管・マニフェスト管理が必要 |
| 環境への影響 | リユースによりサーキュラーエコノミーに貢献 | 破砕・焼却による環境負荷が発生 |
2.買い取り可能なFA機器の構成要素と仕組み

(1)買取対象となる主なFA機器の構成要素
処分・買取の対象となる代表的なFA機器と、それぞれの役割は以下の通りです。
| PLC(プログラマブルロジックコントローラ) | 生産ラインの制御を担う中核機器。旧型品や生産終了(廃盤)品でも高い需要があります。 |
| サーボモータ・サーボアンプ | 高精度な位置決め・速度制御を行う機器。動作保証があれば高価買取が期待できます。 |
| インバータ | モータの回転数を制御する装置。製造現場での汎用性が高く、常に一定の需要があります。 |
| タッチパネル・HMI | 作業者と設備を繋ぐ操作画面。画面傷や通電状態も含めて査定されます。 |
| 産業用ロボット・制御盤 | 配電盤・制御盤内に組み込まれた各種リレーや電源ユニット、ロボット本体・コントローラも対象です。 |
このように、単体の部品だけでなく、制御盤内に組み込まれていた中古の制御機器から予備として保管されていた新品部品まで、幅広く買い取りが可能です。
(2)FA機器が買い取れる仕組み
「動作確認が取れない古いFA機器でも買い取れるのか?」と疑問に思われる方も多くいらっしゃいます。製造現場では、すでにメーカーで生産終了(ディスコン)となった古い世代の設備が数多く稼働しています。これらの設備が故障した際、新品が入手できないため、中古の交換用部品や保守部品の需要が非常に高く存在します。そのため、専門的な鑑定知識を持つSIerや買取業者を媒介することで、廃棄予定だったFA機器に適正な価値がつき、買い取りが成立する仕組みになっています。
3.FA機器を処分せず買い取ってもらうメリットと注意点

(1)FA機器を買取処分に出すメリット
| 処分費用を売却益(コスト還元)へ変換 | 産廃費用を払うどころか、売却による利益(現金化)が得られ、設備の撤去コストを大幅に相殺できます。 |
| 倉庫・工場スペースの有効活用 | 長年圧迫されていた予備品倉庫や廃ライン跡地の保管スペースを一気に解放できます。 |
| 棚卸し・リスト化の手間削減 | 専門業者に出張査定を依頼することで、自社社員の手を動かさずに現物確認と型式リスト化が完了します。 |
(2)FA機器処分・買取時の注意点(デメリット)
| 買取不可な部材の存在 | 汎用ケーブルや切断された配線、一部の極端な劣化・破損部品などは単体での買い取りが難しい場合があります。一括引き取りに対応する業者への相談が有効です。 |
4.FA機器処分の活用事例

(1)建材メーカー様(生産ライン停止に伴う大規模一括買取)
生産ラインの停止に伴い、工場内に設備維持用として保管されていた新品部品・交換用中古部品、ならびに稼働中だった設備の配電盤・制御盤内に組み込まれていたFA機器の処分が必要となった事例です。
対象商品が約2,000点・約1,000種類と膨大で、自社内での型式リスト化や仕分け作業が困難な状態でした。FAプロダクツが現地にお伺いし、1点ずつ型式確認および丁寧な個別査定を実施。結果として約800万円の買取還元を実現し、処分費用のかかる廃棄を回避しながら大幅な資金還元を達成しました。
5.FA機器の処分・買取プロセスと注意点

(1)FA機器の買取・処分プロセス
①事前問い合わせ・打ち合わせ
電話またはWEBフォームより、処分したいFA機器の概要や保管状況(大まかな個数やラインの規模)をご連絡いただきます。
②現地査定およびリスト化(出張査定の場合)
専門スタッフが現地へ伺い、現物を確認しながら1点ずつ型式や動作状態をチェックし、在庫リストを作成します。
③査定見積もりの提出
型式ごとの適正価格に基づいた査定見積書を提出します。「一式いくら」ではなく、どの機器にどれだけの価値があるかが明確になります。
④買取成約・引き取り・入金
見積もり内容にご納得いただいた後、対象機器の取り外し・梱包・引き取りを行い、指定口座へ買取り料金をお振込みいたします。
(2)FA機器処分・買取依頼時の注意点
| 「一式査定」を行う業者に注意する | 型式ごとの価値を考慮せず「一式数万円」と査定する業者では、高価値なPLCやサーボが安く買い叩かれるリスクがあります。型式別査定の有無を確認しましょう。 |
FA機器の処分は、ただ捨てるのではなく「適切な価値がわかる専門家」に査定させることが、最大のコスト削減につながります。
6.処分・買取業者の選び方と比較ポイント

(1)買取・処分業者比較のポイント
FA機器処分を依頼する業者を選ぶ際は、以下のポイントを比較検討してください。
- 機器の適正価値を見極める技術力(SIer機能の有無):ロボットや制御回路に詳しい専門SIerであれば、市場需要を正しく把握しているため高価査定が可能です。
- リスト化や仕分け作業の代行対応:現地での型式リスト作成まで対応してくれる業者を選べば、自社の作業工数を一切かけずに処分できます。
(2)買取と廃棄一括引き取りのバランス選定
買取価格がつくFA機器と、どうしても買い取りが難しい部材(汎用配線やフレーム類)が混在している場合、買取と廃棄処分を一括でまとめて引き受けてくれる業者を選ぶことで、打ち合わせや運搬の二度手間を防ぐことができます。
7.FA機器の処分・買取に関するご相談は株式会社FAプロダクツへ
FAプロダクツは年間200台もの実績がある関東最大級のロボットシステムインテグレーターです。一貫生産体制をとっており、設計から製造までをワンストップで対応。費用・時間にムダなく最適化を行うことができます。
不要になったFA機器の処分や出張買取・査定についても、ぜひご相談ください。

















